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兵法三十六計という書名を聞くと、
多くの人は「策略」「奇策」「勝つための知恵」を思い浮かべると思います。

ただ、原文を一つずつ読んでいくと、
そこに並んでいるのは
「どう仕掛けるか」よりも、
人はどこで判断を失うのか
という記述のほうが圧倒的に多い、ということに気づきました。

強いとき、
有利なとき、
混乱しているとき、
逃げ場がなくなったとき。

三十六計は、
そうした局面で人が取りがちな態度や、
力が抜けていく構造を、
淡々と描いています。

今回出版した
『AI訳 兵法三十六計』は、
原文をもとに、
現代語として静かに置き直したものです。

使い方は書いていません。
成功例も、教訓もありません。
「こうすれば勝てる」とは、どこにも書いていません。

あるのは、
判断が揺らぐ場面を、
少し距離を取って眺めるための言葉だけです。

仕事や組織、
人間関係や、自分自身の選択。
何かを動かそうとするとき、
あるいは、動かせなくなったときに、
ふと開いてもらえる本であればと思っています。

兵法三十六計は、
勝利を保証する書ではありません。
判断が働く前の、人の状態を描いた書です。

この本が、
答えを与えるものではなく、
判断を預けずに考え続けるための参照点として
手元に残る一冊になれば幸いです。

Kindleで配信しています。
興味のある方は、
タイトルから覗いてみてください。

書籍情報

AI訳 兵法三十六計
Kindleストアにて配信中