論語の本を出しました。
タイトルは、
ろんご
こどもの ための かんがえる ことば
です。
この本は、
子どもに「正しいこと」を教えるための本ではありません。
こたえを ださない、という編集
論語というと、
教訓、道徳、しつけ、
そういった言葉を思い浮かべる方も多いかもしれません。
けれど、もともとの論語は、
人を従わせるための教科書ではなく、
生きている途中で立ち止まり、考え直すための
短い言葉の集まりでした。
この本では、
論語の中から、小学生でも
学校や日常の場面を思い浮かべられそうな言葉だけを選び、
すべて ひらがな で編集しています。
「〜しなさい」
「〜が たいせつです」
そうした結論は、
あえて書いていません。
よみおわって、なにも しなくていい
この本には、
問いの答えも、
話し合いのテーマも、
教育的なまとめもありません。
読み終えたあと、
なにも話さなくても大丈夫です。
意味がよく分からないまま閉じても、
忘れてしまっても、問題ありません。
論語は、
「分かった人」のための言葉ではなく、
まだ考えている途中の人のそばに
置かれてきた言葉でした。
この本もまた、
子どもに何かをさせるためではなく、
考えている時間のそばに
そっと置かれることを目指しています。
よみきかせでも、ひとりよみでも
対象は「小学生ごろから」としていますが、
年齢や理解度を前提にはしていません。
読み聞かせに使ってもいいですし、
子どもが一人で、ぱらっと開いてもかまいません。
説明をしなくていい。
感想を聞かなくていい。
沈黙のまま終わってもいい。
そういう読み方が、
いちばん合う本です。
本の情報
- タイトル
ろんご
こどもの ための かんがえる ことば - 対象:小学生ごろから(読み聞かせ可)
- 表記:すべてひらがな
- 形式:Kindle電子書籍
- 価格:480円
おわりに
この本は、
「役に立つかどうか」で
評価される本ではありません。
すぐに何かが変わらなくてもいい。
なにも起きなくてもいい。
ただ、
ある日ふと、
どこかの言葉が
こころに戻ってきたら。
それで十分だと思っています。







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