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このたび、
『AI訳 論語 現代のための修身』
という書籍をKindleで出版しました。

論語を扱った本ではありますが、
漢文の精密な解説書でも、
人生訓や教訓をまとめた本でもありません。

もし論語の言葉を、
現代の社会人が日々の仕事や人間関係に当てはめるとしたら、
それはどのような「判断の場面」として立ち現れるのか。
本書は、その可能性を「中庸」の立場から、
できるだけ偏らずに捉え直すことを試みた一冊です。


なぜ「解説」ではなく「置き換え」なのか

論語は、
正解を教えるための書物というより、
読むたびに引っかかる場所が変わる書物だと思っています。

立場や年齢、置かれている状況が変わると、
以前は通り過ぎていた一節が、
急に無視できなくなることがある。

そのため本書では、
「こう解釈すべきだ」という説明を極力避け、
現代の生活のなかで思い当たる場面へ、
静かに言葉を置き換える、という編集を行いました。

これは、
安岡正篤が重んじた「活学」の姿勢にも通じるものだと考えています。


AI訳という手法について

本書の現代語訳にはAIを活用しています。

AIを使う理由は、
新しさや効率のためというより、
訳者個人の思想や価値判断を前に出しすぎないためです。

人の手による解釈は、どうしても方向性を持ちます。
それ自体が悪いわけではありませんが、
今回はあえて、
読みの余白をできるだけ残す方法を選びました。

その結果、
本書は「読み手次第で、身のつき方が変わる本」になっています。


この本を、どんな人に

この本は、
論語の専門的な研究を求めている方には、
正直に言って向いていません。

一方で、

  • 日々の判断に、確信を持ちきれないことがある人
  • 正解や成功論には、少し距離を取りたい人
  • 古典に興味はあるが、どこから入ればいいか分からない人

そうした方にとっては、
一つの入口として機能するかもしれません。


おわりに

本書は、
「こう生きるべきだ」と結論づけるための本ではありません。

読み終えたあとに、
何かがはっきり分かるよりも、
「もう少し考えてみよう」と感じる部分が残る。
もしそうであれば、
編集者としてこれ以上の望みはありません。

書籍の詳細は、以下からご覧いただけます。

AI訳 論語 現代のための修身 Kindle版