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交友とは友を選ぶこと。門人・同郷・同年の仲間だからといって選ぶのではなく、自分にとっての「得るべき人物」であるかどうかが重要です。
損友は悪いことに誘うので正す。益友は親しい相談相手となり、兄弟のように付き合い、危難の際に助け合える関係です。飲み食いや遊びを共にするだけの相手は不可。学問、武道、志を高めることに一致する友を選ぶべきです。
益友には次の5タイプがいます。

  • 剛正・毅直な人
  • 温和で真実味ある人
  • 豪壮で英果な人
  • 臆病でも明朗な人
  • 気が広く度量の大きな人

これらはいずれも気遣いがあり、俗世間の軽薄な者とは距離があります。逆に損友は媚びや欺瞞に長け、粗雑で傲慢。聖賢豪傑となる志ある者なら、言動の節をわきまえた人と交わるべきです。
 
これら五ヶ条は、若いうちに学びの門を開くための心構えとして父・橋本啓翁の教えに基づくものです。左内は幼いころから学問に対して心ひそかに涙を流しつつ、早く身を立てたいと熱く思っていたと記しています。


一言コメント

学生の頃の友人は、同じ地域・同じ学力といった枠組みから選び、自ら選んだ師ではない人物から教えを受ける。
社会へ出ると、職場やそれ以外の人間関係に広がっていく。

無理に親しくなる必要もなくなり、親しくする人物を選び選ばれるようになる。
本来そこからが自由意志で選べる真の友を得られる時期と言えるかもしれない。

年齢や立場関係なく、志を同じくするならば交誼を結べる人物に出会えることだろう。

現代、益友の逆の意味合いとして、「テイカー」と呼ばれる人を利用することしか考えない自己中心的な人物が存在するが、自分が与えてばかりではいずれこちらがすり減ってしまうので注意が必要だ。

特に依存的精神の持ち主は「ギバー」と言われていて自己肯定感が必要以上に低くテイカーに吸いつくされてしまう。